ボトックスの原理とは、神経毒素によって筋肉の動きをストップさせる治療です。筋肉を動かすのは、神経や筋接合部から出される神経伝達物質アセチルコリンの働きによるものです。筋肉に動けと指示をするアセチルコリンは、筋肉のそばまで伸びている神経終末で、小胞状のエキソサイトーシスに集まっていきますがこのエキソサイトーシスが細胞質に入り込むと、筋肉に向かってアセチルコリンが出されるというわけです。
ボトックスは、このアセチルコリンの放出をストップさせるので筋肉の動きが止まり、しわを作る作用そのものをとめるといった原理なのです。しかしボトックス注入後、約3ヶ月ほど経過すると運動神経によって新たな運動神経の側副枝が伸びるため、新ししアセチルコリンの放出が始まるのです。この原理からボトックスは、基本的に3ヶ月から半年に1度程度は注入を続けることが必要となってきます。 現在ボトックスは、斜視、片側顔面痙攣、眼瞼痙攣、ジストニーをはじめとした筋肉による痙攣や、一部分のみの表情のアンバランス矯正などに広く使われているのです。
そして、汗を送り出している筋肉の動きをストップするので、多汗症の治療にも適しているのです。たるみ、小じわ、しみ、くすみは年齢と共に気になるところですよね。子供の方が大人よりも肌のキメが細かくて、ハリとツヤがあるのは当たり前です。しわも子供の頃にはありません。こういったことは、加齢による老化現象であることはみなさんご存知でしょう。肌の新陳代謝が一番多く行われるピークは思春期頃です。それ以降はだんだんと肌のターンオーバーが遅くなるのです。
ですので、新しいハリのある皮膚が生まれてくる周期が年齢とともに徐々に遅くなり、古くなった皮膚がいつまでも同じところに残っているという状態なのです。そして、antioxidantという活性酸素、Uitraviolet rayという紫外線は、コラーゲンとエラスチンの皮膚の早い老化と退行性変化を進ませるのです。ですので古くなったものは取り除くことが出来ず、新しいクッションのようなハリのある皮膚が作れないという悪循環に陥りってしまうのです。